バスでの飲食について考える。どこまで許容範囲でどこからNG?

バス飲食アイキャッチ

路線バスでの移動中に喉が乾いたらどうしよう?
こんにちは、雷奈(@raihatori)です。

先日、路線バスに乗っている時にこんな体験をしました。同乗していたとある乗客が起こした問題行為をきっかけにふと考えたことがあるのです。

「路線バスで飲食してはいけません」というマナーがありますよね。でも貸し切りの観光バスなら一定の水準に限りOK。このマナーの線引き、どこまで許容範囲でどこからがNGなのでしょうか。

今回はバスの車内での飲食のボーダーラインについて考えてみたいと思います。

路線バス車内で遭遇した飲食問題

あるバス停で一人の男の子が乗車してきました。見た目からして多分中学生か高校生ぐらいの年代だったかなと思います。

その男の子、着席してから間もなくしてかばんからあるものを取り出しました。それは…スナック菓子。見た限りカラムー○ョだったかなと。

男の子はスナック菓子の袋を躊躇いもなく開封し、堂々と車内でお菓子を食べ始めたのです。バリバリボリボリと大きな咀嚼音(食べ物を噛む音)を立てて。

臭いも強めのお菓子だったので、唐辛子かハバネロっぽい臭いが車内に充満してしまって。車内換気は十分になされていたのですが、処理が追い付いていなかったのか臭いがかなりキツく鼻に刺さりました。

上画像はあくまでもイメージですがこんな感じで気持ち悪かった…

Original Illust by いらすとや

「注意した方がいいかな…?」と考えたのですが、不要な声かけと思われて逆ギレされても困ると考えて言い出せず。男の子が降りてくれた時には本当に心の底からホッとしました。

お菓子の臭いでめちゃくちゃ気持ち悪かった…orz

食べ物はダメだけど、水分補給もしてはいけないの?

この体験を通じて、バス車内における飲食のボーダーラインについてちょっと考えてみました。

路線バスは公共交通機関。すなわち公共の場でもあります。ですから、他の乗客の迷惑になるような行為はしてはいけませんよね。

食べ物を食べるということは、咀嚼音が発生することになります。この咀嚼音がバス車内においては騒音になりうるため禁止というわけです。

今回の事例のようにスナック菓子を車内で食べると、お菓子のくずがシートに落ちるので掃除も大変です。臭いのきついお菓子だと臭いも気になってしまいますね。

飲み物についても基本的には路線バス車内で飲むことはマナー違反とみなされています。でも、これから夏に向けて気温が上がっていくにつれ熱中症の心配も出てきます。

熱中症を予防するためには適度な水分補給が必要です。路線バスの車内が飲食禁止だからって、熱中症予防のための水分補給もしてはいけないということなのでしょうか?

気になって調べてみたところ、この部分はボーダーラインがかなり曖昧なようで…。

水分補給目的の場合、車内が空いていれば問題はない

Original Illust by いらすとや

バス車内が適度に空いている時であれば、ペットボトル入りのミネラルウォーターやお茶等甘い成分が含まれていない飲み物を水分補給目的で飲用しても構わないようです。グレーゾーンというところでしょうか。

混雑している場合は通路が塞がってしまう可能性があるのでNGとのこと。本当に曖昧な線引きですね…

運転手さんだって、夏には熱中症予防のために信号待ちの時間等を使って水分補給していますから、お客さん側も熱中症予防目的でなら水分補給しても構わないと個人的に思うのです。

「ペットボトル入りのミネラルウォーターやお茶に限れば」のお話ですけれども。

炭酸飲料は開栓時の炭酸が抜ける音が気になる人がいますし、甘い飲み物だと溢した時に虫が湧く心配があるので路線バス車内で飲むのはNGに当たります。

缶入りの飲料についてもNGです。ペットボトルのように蓋をし直す仕組みが備わっていないため、中身を溢すリスクが高いからです。

お酒はもちろん論外!車内で酔い潰れてもらっては困ります。ていうか路線バス車内は自宅でもなければ居酒屋でもありません。

貸し切りであれば基本的に飲食可能、高速・夜行は会社により異なる

2021年現在は新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)大流行の影響により減少しているのですが、社員旅行や修学旅行等でよく使われる貸し切り観光バスでは基本的に飲食は自由。

「貸し切り」のため外部の人が入ってくることがないので一定の飲食の自由が保証されているからだと思われます。

高速道路を走るバスや長時間運行する夜行バスは、会社によって方針が異なります。

快適な車内環境実現のために酒類の持ち込みを禁止としている会社もあれば、車内にビールサーバーや冷蔵庫を完備している会社もあります。

このように会社によってルールが異なるので、その会社のルールに従いましょう…なんですね。

路線バスでの水分補給はあくまでも「喉が渇いて仕方がない時に」

Original Illust by イラストエイト

今回は最近体験した路線バス車内でのスナック菓子の喫食問題をきっかけにして、路線バス車内における飲食のボーダーラインについて取り上げてみました。

ミネラルウォーターやお茶等甘い成分が含まれていないペットボトル入りの飲料であれば、車内が適度に空いている場合に限り水分補給目的での飲用は許容の範囲内に当たると私は思います。

ただ、基本的には路線バス車内での飲食自体がマナー違反という認識が高いため、あくまでもどうしても喉が渇いて仕方がない時に限っての水分補給にしておいた方が良いかなという考えもあります。

それくらい本当にボーダーラインが曖昧なのです。今後、路線バス事業者共通で車内での水分補給に関するガイドラインが策定され、より安心して路線バスを利用できる環境が整うことを期待しています。

みんなが安心して利用できるバスでありたいよね…☆

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