この記事のアイキャッチのオリジナル画像は下記サイトより拝借しております。
Original Photo by すしぱく on ぱくたそ
生理痛って、本来は「激痛」ではないものなんだってね…。
こんにちは、雷奈(@raihatori)です。
今回は女性特有の問題を取り扱います。少し恥ずかしい話かもしれませんが、ご自身の日常生活に関わる問題なので、耳を塞がずに聞いてほしいです。
思春期〜更年期(大体10歳前後〜55歳ぐらいまで)の、妊娠が可能な状態にある女性にとっては避けて通れない月イチの試練…それが生理(月経)。
生理に伴うものといえば生理痛(月経痛)です。お腹が痛くなったり気分が悪くなったりするあの症状ですね。
生理がある思春期・青年期・壮年期女性の方ならほとんどの方が経験されていると思います。
実はこの生理痛、本当は激痛ではないのが正常なんだそうな…。その真相に迫るとともに、私自身も先日、産婦人科へ生理痛について相談・検査をしてきましたのでそのレポートも交えてお送りします。
生理痛に悩んでいるけれど産婦人科へ行く勇気が出ない方等への参考になると嬉しいです。女性のみんな、健康守るなら産婦人科行こうぜ!!
人によっては地獄級にしんどい生理痛の諸症状
私の場合、この月イチの試練が2〜3日前に迫ると次のような不調が現れます。
- 下腹部に激しい痛みが出る
- 足に違和感を感じる
- 空気が薄いなと感じる(わずかに呼吸がしづらい感覚になる)
- イライラしやすくなる
- 頭痛や眼痛が出る
- 全体的に気分が悪くなる
うっわ〜、めっちゃしんどそう…
体験したことがない方でも、上記を想像しただけできっとしんどくなるでしょう。はい、実際にしんどいです。イ○やバ○ァリン等の鎮痛剤必携。
ベッドから出ることすらもできなくて、過去には会社を休んだこともあるほどです。体が痛すぎてもう一歩も歩けないんですもの。
そこまでひどいの!?
少なくとも3〜4年ぐらい前までは、このぐらいの症状は生理痛としては当たり前かなと考えていたのですが、どうやらそれは違うようで…。
本来の生理痛は「激痛を伴わない」…本当なのか?
本来、生理痛というものは強烈な腹痛や不快感等を伴うものではないとのこと…これは本当の話です。
最近PMS(月経前症候群)や月経困難症という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、重度の生理痛・気分不良の原因の大半がこの2つの病気が原因ではないかといわれています。
生理が始まる数日前、および生理期間中に日常生活へ支障をきたすレベルの激しい生理痛や気分不良、イライラのしやすさ等が症状として挙げられます。
完っ璧に私の症状に当てはまっているよね…
原因を明らかにすべく、産婦人科へ行ってみた。
本来は比較的痛みが軽いはずの生理痛が、私の場合は生活や仕事に支障をきたすほど激痛…。それなら、何とか治療しないといけないよね!
というわけで先日、とある土曜日に産婦人科へ診察を受けに行ってきました。
実は、私が産婦人科へ行くのは今回が初めてではありません。
2年前(2019年)の8月に、温泉旅行に備えて生理の時期をずらすためのピルを処方してもらうべく診察してもらった経験があります。
「ピル」といえば、妊娠を回避するための薬というイメージが強いですが、温泉旅行のように生理と被ると困る一大イベントに備えて生理の周期を変えたい時や、生理痛の治療にも使われているのです。
これについての経験も追って記事にしたいと思いますので、温泉旅行と生理の周期が重なって不安な方はぜひ掲載をお待ちいただければと思います。
悪夢
このご時世ですからまずは玄関で体温チェック。クリアしたら受付カウンターで名前と予約時間を告げます。その後、内科等と同様に体重や血圧・脈拍を測定。問診票に記入してゆっくり順番を待ちます。
順番が来て診察室へ入室。お医者さんに生理痛がひどすぎることを改めて話します。
Original Photo by すしぱく on ぱくたそ
早速エコー検査しようか
は、はい…(汗)
ここで「2年前の悪夢」と再び対峙することになるのです。
それは肛門にプローブと呼ばれるエコーカメラを挿入し、直腸を通じて子宮と卵巣を観察する検査。
挿入されるエコーカメラが結構太いものなので、前回この検査を受けた際もめちゃくちゃ大きな悲鳴を上げて恥ずかしい思いをしました…。
さすがに2回目だから、前回よりはマシだろう…と考えつつも大きな恐怖で胸がドキドキ。
じゃあ、エコーの機械(プローブ)入れるよー
いよいよ運命の瞬間…。
ぐさり。
ぎょわえええええええええええぇっ!!!!!
日頃経験することのない超激痛が私に襲いかかる!痛みに耐えるのに必死でした…。
天井の画面に集中してね〜。そうしたら痛み感じにくくなるよ〜
あがががが…(涙)
いや…激痛の中で画面に集中できるわけないから…。それができる人は私が考えるに神レベルの抵抗力を持っている方なのではないかと…。
2年前も凄い声だったよね。今の悲鳴ではっきり思い出したよw
先生にもはっきり覚えられていて、嬉しいような悲しいような…。今回も、ものすごく恥ずかしい思いをしました。
待合室にいた他の患者の皆さん、びっくりさせてしまってすみません…
子宮や卵巣には目立った異常は無し。子宮頸がんや卵巣がん、子宮内膜症については現時点では心配ないという結果となりました。
こういう検査って、女性特有の重篤な病気を患っている可能性があるかどうかを知るきっかけにもなります。これ、大事!早期発見、大事!!!
Original Photo by National Cancer Institute on Unsplash
地獄の経直腸プローブエコー検査を終えたら、次は採血です。あの激痛と比べたら、採血針なんてへのかっぱ。
ぷすっ。ちくっ。ぴりぴり…。
※「ぴりぴり」は血を抜かれる時の、僅かな皮膚のしびれを表現したものです。
こんな感じで1分ぐらいで終わりました。
そして最後にもう一度診察。先生はこう指摘されました。
血液そのものを見て思ったんだけど、
もしかしたら隠れ貧血なのかもしれないね。
やっぱり貧血と関わりがあるのだろうか…?
確かに、貧血気味の人は生理痛が重症化しやすい傾向にあります。生理の時はかなり多めの血液を排出しますから、身体中の血が足りなくなってしまうのですね。
2週間ぐらいで採血の結果が来るから
それに合わせて予約取って来てね〜
これで今回の診察は終了。次回診察までの様子見として、生理痛を抑える効果があるという漢方薬を2種類処方されたのでした。
女性の皆さん、産婦人科行こうぜ…
Original Photo by Tsuyoshi. on ぱくたそ
以上、今回は生理痛問題について、そして私が実際に産婦人科へ診察を受けに行った際の体験談をお話してきました。
重い生理痛の原因解明だけでなく、女性特有のがんである子宮頸がん・卵巣がん、重篤な婦人病である子宮内膜症が見つかるきっかけになるかもしれない産婦人科での診察。
現在妊娠中でない方も、妊活を考えていない方も、半年〜1年に1回は産婦人科で定期的に診察を受けることを、個人的におすすめしたいです。
採血を含めて詳細な検査結果や治療方針がわかったら、また当ブログやTwitter等でお伝えできたらと考えています。
ちなみにこの記事は、2021年(令和3年)3月の生理が始まる前に書いているものですが、またあの強烈な痛みと不快感に襲われないか少し恐怖を抱いております…。
今はただ、大きな負担なくやり過ごせることを祈るのみです…