ストリーミングが主流になってきたけど、今でもローカルライブラリで音楽を聴く理由!

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仕事中はNGだけど、プライベートで音楽聴くのは楽しいの。
こんにちは、雷奈(@raihatori)です。

音楽。それは人類が生み出した素晴らしき文化。

お気に入りの曲を聴きながらお出かけしたり遊んだり。それだけで日常がさらに鮮やかに色づく感覚がします。

ただ、仕事中等集中したい時に大音量で流れていたら集中力が途切れてしまうのでNGなのです…。

今はストリーミング(サブスク)が主流だけど…

2021年2月7日時点でのiTunes登録曲数は6772曲

「集中力が必要ない場面」であれば音楽を聴くのは大好きな私。愛機であるMacBook Proには約6700曲ほど(2021年2月時点)の楽曲を登録しており、iTunesのライブラリを構築しております。

※Macでは現在「ミュージック」にソフト名が変更になっていますが、便宜上この記事では「iTunes」と記載しております。

5〜6年ほど前…2010年代後半(2015年頃)から、毎月もしくは毎年決まった金額を支払えば、配信楽曲がフルコーラスで聴き放題という定額制音楽配信サービスが主流になってきています。いわゆる「サブスク」「ストリーミング」と呼ばれるサービス群ですね。

Spotify」「Apple Music」「AWA」「Amazon Music Unlimited」等が代表的なサービスに挙げられます。読者の皆さんの中にもいずれかのサービスを契約中の方が多いのではないでしょうか。

この他にもアニソン特化の「アニュータ」、CD以上の高音質を謳うハイレゾ音源にも対応している「Amazon Music HD」「mora qualitas」等もあり、今後もストリーミングが主流の時代は長期間に渡り続いていくでしょう。

ですが、私はそんなストリーミング主流の時代にも関わらず、iTunesを通じてパソコンに保存した音源ライブラリから音楽を聴き続けています。外出先で聴く際もiPhoneやiPadに取り込んでそれを使って聴いたりもしますし…。

なぜストリーミングではなく「ローカル」メインなのか

今さらiTunesで音楽聴いているの?時代遅れじゃね?

と思う方もいらっしゃるでしょうが、今回はローカルのライブラリで音楽を聴き続ける理由を3つお話しします。

ストリーミングもいいけど、
ローカルにもちゃんと利点があるんだよ♪

【理由1】自分が本当に好きな曲だけを集められる

ローカルの音楽ライブラリを持つメリットとして、まず第一に挙げられるのは、何と言っても「自分の本当に好きな曲だけを集められる」ということ。

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ローカル環境なら自分だけの究極な音楽ライブラリを作れる

Original Photo by Susan Yin on Unsplash

ストリーミング音楽配信では世界中の楽曲が配信されており、毎月もしくは毎年決まった金額(サービスによって異なりますが大体ひと月あたり1,000円ぐらい)を支払うことでそのサービスで配信されている楽曲全てが聴き放題になります。

注意

一部サービスでは無料or安価のプランもあり、こちらはひと月あたりの再生時間の上限付きや広告表示といった機能制限があります。
例:Spotifyのフリープラン、LINE MUSICの20時間プラン等

しかしながら、未だにストリーミング配信には参入しておらずデジタルリリースをダウンロード販売に留めるアーティストも多く存在し、CDのみでリリースをおこなっているアーティストもいます。

例えば、嵐を除くほぼ全てのジャニーズ事務所所属アイドルや、モーニング娘。を始めとするハロー!プロジェクトのアイドル全般、倉木麻衣さん、ZARD等が挙げられますね。私の中で今ブームのインディーズバンドであるバックドロップシンデレラも、ストリーミング配信には参入していません。

上記情報は2021年7月時点のものです。今後参入してくる可能性はあります。
なお、長年ストリーミングに参入していなかったB’zは2021年5月よりストリーミング配信に参入しています。

アーティスト本人や所属する芸能事務所・レコード会社の意向により、CDのみもしくはCD・ダウンロード販売のみに留めているアーティストがまだまだ多いのです。

ローカルライブラリを構築すれば、ストリーミング配信に参入していないアーティストの楽曲も含めることができます。

先述のようなストリーミング未参入のアーティストの楽曲もCDやダウンロード販売なら音源を入手できるので、パソコンに取り込んでいつでも好きな時にお気に入りの曲を聴くことができますね。

【理由2】半永久的に音源を残せる

Original Photo by すしぱく on ぱくたそ

ストリーミング音楽配信はメリットが盛りだくさんなのですが、大きなデメリットもあります。それは…

サービス終了後は全ての楽曲を聴くことができなくなる

まぁ当然のことではありますけれどね。現状としては概ね好調なストリーミング音楽配信業界ですが、万が一業績が急速・大幅に悪化した際は突如サービスの提供が終了となる可能性も少なからずあります。

そんな事態に至ると、残念ながらそのサービスで配信されていた楽曲は全て再生できなくなり、サービス内で積み上げてきたライブラリが全部消えて無くなってしまいます。

※サービス終了が決定したストリーミング音楽配信から、他のサービスへライブラリ(ブックマークした楽曲やアルバム、プレイリストのデータ等)を移行できた事例も過去にいくつかあります。
例:Google Play Music→YouTube Music等

ローカルライブラリの場合は、自分でCD購入・CDレンタル・ダウンロード購入等で入手した音源をパソコンで管理していくことになります。つまり、マシントラブルや天災等によるデータの消失にさえ気を付ければ半永久的に音源を手元に残せるのです。

例えるなら、ストリーミング音楽配信は毎月(毎年)の会費を支払って音源を再生する権利を「レンタル」しているのに対し、従来のCDからの取り込み・ダウンロード購入は「買い取り」のような感じですね。

【理由3】ネット環境に左右されずに聴ける

ストリーミング音楽配信の利用は「インターネット接続」が前提となります。配信サービスのサーバーと通信してそこからデータを引っ張ってくるので、ネットに繋がっていなければ当然聴くことができません。

サービスによってはアプリ内に音源を保存してネット環境が無い環境でも再生することはできますが、あらかじめアプリにログインの上所定の操作を経てダウンロード保存しなければなりません。この時点でネット環境が必要になります。

ローカルライブラリは単純に音源データを再生するだけであれば、ネットに繋がらない場所でも問題なく聴くことができます。一昔前のiPodやウォークマンのような感覚です。

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昔懐かしのホイール付きiPod

Original Photo by Brett Jordan on Unsplash

ネット接続機能が無かった頃のiPodが今となっては懐かしい。

ストリーミング配信、理想の使い方

ここまでローカルライブラリをメインにして音楽を聴く理由をお話してきましたが、決してストリーミング音楽配信を否定しているわけではございません。むしろ素晴らしい技術の進歩だと好意的に捉えています。

ただ、私にとっての「理想的な使い方」がまだ確立されていないのが少し残念なところです。

その「理想的な使い方」というのが、「ローカルライブラリと連動したレコメンド機能の活用」。今まで積み上げてきたローカルライブラリに収められている楽曲のデータを活かして、新しくお気に入りになるかもしれない楽曲を提案してほしいのです。

この理想的な使い方に近い運用法はApple Musicで一定は実現できました。

Apple Musicは、パソコン上においてはiTunesを通じて利用するシステムです。そのためiTunesに貯め込んでいるローカルライブラリと一緒にストリーミング配信されている楽曲も合わせてプレイリストを作ったりライブラリの構築ができます。

ストリーミング上でブックマークした楽曲だけでなく、ローカルライブラリに収められている楽曲のデータも参照してシステムが次のお気に入りになるであろう楽曲を推薦してくれます。

そして、推薦してくれた楽曲を試聴してみて、気に入ったら音源データをCDレンタルやCD・ダウンロード購入で入手してiTunesで管理しているローカルライブラリに登録するわけです。

ただ、この管理方法を実現させるのと引き換えに大きな不便を強いられることになります。

ローカルライブラリの分析データをApple Musicのシステムと連動させるため、Apple Music側から送られてきたデータが悪影響を及ぼすことが多いのです。

よく聞く悪評として、あらかじめ登録していたアートワーク(ジャケ写)が勝手に変更されていたということが挙げられます。

また、洋楽好きの方でアーティスト名をカタカナ表記ではなく英語表記にこだわっている方も一部いらっしゃるかと思いますが、この英語表記が勝手にカタカナ表記に書き換えられていたという事例もあります。
例:The Beatles→ビートルズ、Queen→クイーン等

「Apple Musicのせいでローカルライブラリが
めちゃくちゃにされた」と嘆いていた人もいましたな…

ストリーミングとローカル、両方のライブラリを統括して管理でき、推薦曲の精度も良かったのですが、「ローカルライブラリの書き換え」という大きな不便に耐えきれず、有料契約を打ち切ってしまいました。

今でもこの「理想的な使い方」は諦めていません。Apple Musicでは難しいかもしれないのですが、Google検索等で調べていくうちにSpotifyならなんとかできるかもしれないことがわかりました。

※その他のサービスでは現段階(2021年2月時点)ではローカルライブラリと連動できる機能は用意されていないようです。

上記参考リンクで紹介されている方法はスマートフォン向けのため、パソコンでも同じようにできるかどうかはわかりませんが、近いうちに実際に試してみようかと考えています。

Apple Musicみたいに勝手にデータが
書き換えられたりすることがないことを願っております…

今までのコレクションも新しいお気に入りも大切にしたい

Original Photo by Brett Jordan on Unsplash

今回は定額制音楽配信(ストリーミング)が主流になりつつある最中、なぜ私が今でもローカルライブラリを中心にして音楽を楽しんでいるのかを書いてきました。

ストリーミング音楽配信は使い込んでいるうちにシステム側が新しくお気に入りになりそうな楽曲を推薦してくれ、自分のライブラリをより充実させることができる大変素晴らしいサービスです。「オンライン試聴機」のようなイメージもあります。

今まで親しんできたお気に入りの楽曲を元に新しいお気に入りを加えて、もっと楽しいリスニングライフを送っていきたいと思います。

そのためには何とかSpotifyで
ライブラリの共存が上手くいけばいいなぁ。

もしストリーミング音楽配信とローカルライブラリの上手い連携方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせ用メールフォームもしくはTwitterアカウントへのリプライにてお知らせいただけますと幸いです。

※コメント欄はスパム防止のため閉鎖しております。すみません!

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